駅伝の順位を予想!ポイントとなるのは?
毎年箱根駅伝を見ている人にとって順位の予想も大きな楽しみのひとつですよね。単純に昨年の成績や記録だけでは予想できないこともあり、かなり奥が深いんですよ。
まずはコースと出場選手に注目!
順位を確実に当てるまでとはいかなくても、正解に近い予想をするためには、どのようなデータに注目すれば良いのでしょうか。
まず注目したいのは、コースの地形や天候、また各区間を走る選手の特徴です。箱根駅伝のコースは毎年同じとは限りません。
これまでコースに入っていた道路が工事中だったり、山中や海沿いの道で災害の起きる危険性があったりすると、コースを見直す場合があります。コースだけでなく、距離まで変わることもあるんです。
さらに、当日の天候によってもコースの難易度は左右されます。雨が降れば体温も下がるし、足元も悪くなりますよね。
逆によく晴れた場合は、強い日差しによって体力が奪われます。海沿いのコースなら、向かい風が厳しくなることもあるでしょう。
また、選手によって平坦が得意な選手や登りが得意な選手など、脚質に違いがあります。コースと選手の相性を見極めるのも順位を予想するうえでの重要なポイントです。
出雲駅伝と全日本大学駅伝に注目!
順位を予想するうえで参考になるのは、前回の箱根駅伝の記録だけではありません。先に行われた出雲駅伝、そして全日本大学駅伝の成績も忘れてはいけません
出雲駅伝とは、正式名称を「出雲全日本大学選抜駅伝競走」といいます。島根県出雲市で、体育の日に開催されます。6区間約45kmと箱根駅伝よりも距離が短く、スピードのある選手が目立ちます。
参加チームは日本学生陸上競技連合推薦による20チームに加え、前回大会の上位校3校と米国IVYリーグ選抜チームです。
一方、全日本大学駅伝こと「全日本大学駅伝対校選手権大会」は、11月の第1日曜日に開催されます。8区間約106kmと箱根駅伝よりも100kmほど短いコースですが、箱根駅伝の前哨戦とも呼ばれる大会です。
参加チームは前回大会の上位校6校と各地区学生陸上競技連盟の選考を通った大学、さらに東海学連選抜校と全日本学連選抜校が参加する、大規模な大会です。
この二つの大会の記録は、出場選手の脚質やどの区間に出場するかを予想するための資料としても役立ちますよ。
卒業生の痛手は大きい!?
順位を予想するうえで忘れてはいけないのは、卒業生の穴をどんな選手が埋めるか、という問題です。
どの学校も最上級生が抜ける痛手は免れませんが、その痛手がどれだけ大きなものかは、学校により違ってきます。たとえ前回の箱根駅伝で上位に入った学校でも、メンバーが変わった後も上位をキープできるとは限りません。
逆に、最上級生が抜けた後でも、それに代わる選手をちゃんと育成している学校であれば、次回の大会では一気に優勝候補に上る可能性もあるでしょう。
各校の選手層を見極めるためにも、出雲駅伝と全日本大学駅伝のデータは欠かせません。順位を予想するのであれば、この二つの大会と予選会の結果は最低限押さえておきたいですね。
総合順位だけでなく、区間賞をとる選手を予想してみるのもおすすめですよ。